気合い十分。早起きして、朝5時半から登り始めました。
始めは緩い勾配のトロッコ道。『線路は続く〜よ〜 ど〜こま〜で〜も〜』と歌いながら進みました。
途中、全幅約2m、歩道約1mくらいで、手すりもない、スリルのある橋がいくつもありました。
高所恐怖症の自分はギリギリ渡れる感じでした。
「ヨシくんこっちむいて~」の声も、無理無理。
そんな余裕ありません。マジで。
「大丈夫大丈夫」とつぶやきながら渡るとイイよ、と聞き、やってみると、
ホントに少し気が楽になりました。不思議やね。
逆に言うと、どんだけ切羽詰っとんか、っていう話にもなるけど。。。
ヤクザル。手で何か食べてます。
ちょうど陽が出てきて、木漏れ日がキレイ。
川の流れる音、鳥の声を聞きながら、どんどん進みます。
ふと見ると、細い杉の切り株がポツポツと目に入るところがあり、まるで、もののけ姫の、こだまがひょっこり顔を出してるようでした。宮崎監督はこういうのから着想したのかな。
小さな石が積んである!
勝手に願掛けをしながら、石を重ねました。一番高いとこにある、小さな石は、僕が置きました。
トロッコ道が終わると、急勾配の山路に入って行きます。
いきなりキツくなりました。
後にちょっと話したガイドさんによると、地獄の一丁目〜三丁目と言うんだそうな。確かに富士山と比較されるだけのことはあります。
途中、ガイド本には載ってなくても、威風漂う屋久杉がいくつもありました。
もし一本でも、屋久島以外の場所にあれば、霊木として崇められるだろうなと思うものがいくつも。何かオーラと言うか、存在感がスゴイ。
登山中に見る風景は、ずっとキレイでした。
樹や岩を覆う、湿った苔。透き通った水が流れる小川。倒木から出る新芽。
共生というか、調和というか。
そして、やっと着いたウィルソン株。ホントにデカイ!中には祠も。
あ、ほんとハート型に見える!!
ウィルソン株を過ぎて、1時間くらいの登り。
整備されてる登山道とはいえ、なかなかキツイ。普段から運動せなね、と反省。
マグロの顔。わかるかな? |
そしていよいよ縄文杉。
流石にデカい。
周囲の森の中で、ダントツにデカい縄文杉。
一つの樹の中でいくつも表情が。下の方は、皮がハゲてゴツゴツした白っぽい幹。上の方は、皮がついて、緑が濃い枝と葉。数千年を超えて、今なお健在であることがわかります。
自分には、他の屋久杉と比べると、寡黙な杉のように感じました。何となくやけど。
まだ人が少ない時間だったので、しばらく対面する時間が取れました。
早起きして良かった!
下りは筋力的にキツかった。マリコの膝の痛みが強くなり、テーピングを巻いて下ります。
登山道が終わると、行きと同じトロッコ道。
ほぼ平坦だから足の負担はほとんどなく楽に。
ただ、長かった…。
行きと同じ距離なのに、帰りはやたら長く感じました。単調な道やけん、これといって目印になるチェックポイントも少なく、ソロソロやろ…と思ってから、しばらくつかないから、余計疲れが溜まる感じ。
途中、トロッコ道から少し外れて、清流に足をつけてみました。
冷たくて、気持ちいい!少し足が楽になり、疲れが取れました。
大きなかえる |
そして、無事、帰ってきました!
自然が素晴らしく、その中に立派な樹々が点在。他の場所では体験出来んね。
行って良かった~
屋久島は世界自然遺産に指定されているけど僕もその自然の奥深さを感じました。もののけ姫の着想は確かにここから来てるみたいよ!屋久島を歩いていると大自然に抱かれ「生かされている自分」を感じます。
返信削除それと 折角だから「満天の星空を是非体験してきてください。和夫
かずくん、コメントありがとう!
返信削除生かされている自分、ホントそうやね。
この大きな、生命の循環を見ると、自分もその一部だと感じました。
星空、登山バス乗り場に向う車を止めて、少しの間、
星空を見たよ。ホントキレイやったね。
大観峰で見た星空以来の満天の星空でした。