2014年2月10日月曜日

東京大雪(成田空港は陸の孤島!?) その2

万策尽きたところで、
ここでマリコが予想外のことを言い出す。

「その辺の車の人に声かけて連れていってもらえんか、頼んでみようよ。
もうそれしかムリよ。」

えっ!?ヒッチハイク!?
いやいや、それは無理やろー

雪の歩道をどんどん走っていくマリコに
大きな荷物を抱えて後からついていく。

マリコが車に乗ってる人に声をかける
断られる
を5回ほど繰り返す

そりゃそうよね、
誰かを迎えに来てるんだろうし。

すると、一旦断って発進したグレーのヴォクシーから、優しそうな表情の40歳くらいの男性が降りてきて、マリコと話してる。
そこで僕も追い付く。

「そんなに困ってるならいいですよ」
と聞こえてくる。

えーーーーーーーー!!!!
マジかよーーーーーーー!!!

だって、お兄さんだって忙しいのでは?
「仕事が大雪で中止になって、家に帰るとこだった。」
「成田にはよく行くから道もわかる。」
「ドライブがてら連れていくよ」
みたいなことを言ってくれている。

これは現実なのか?!


こういうのはテレビのドキュメンタリー風の番組だけなんじゃないの?
(14時、ヤバい度 30%!)

車内で、今日あったこと、昨日のことなどを話す
15時20分の便であることを伝える
お兄さんは建築関係のお仕事をされていることなどを伺う
所々に職人気質な雰囲気を感じる

「高速使えば普通は30分くらいで着くし、
間に合うと思いますよ」
「温度暑くないですか?」
「(音楽が)サザンばっかりですみませんね」
なんてことを言ってくださっている
雪道なのに、運転もうまい

もうすぐ高速ですよ、、、と、
あれ?!
閉鎖してる!!!

次の乗り口も、、、ダメだ
(14時半、ヤバい度 100%)

「それじゃあ下道で行きます!」
と言ってくださる
でも、すぐに渋滞に捕まる


万事休す


このまま行ってもかなり時間がかかるし、
悪路の運転でお兄さんに迷惑かけてもいかんし、、、
近くの駅に連れていってもらう

「電車動いてなければ千葉まで送るよ
そこでホテル探した方がいいよ」

何て優しい人なんやろう

電車が動きだして、
飛行機の出発時刻が遅れる、
わずかな可能性にかけて、駅で待つことにする

少しの気持ちを渡し、
Facebookで情報交換して、
お別れしました

30分くらいの時間でしたが、
とても長く感じました。
後日、改めてお礼をしよう。

つづく


0 件のコメント:

コメントを投稿