2014年2月10日月曜日

東京大雪(成田空港は陸の孤島!?) その3

必死な乗客、最大限にギュウギュウ詰めの車内、
まもなくと言いつつ、なかなか発車しない電車。

結局、16時半に空港に着く

手続きカウンターに急ぐ
既に手続きや説明を求める客で列が出来てる。
僕らが着いてからも、どんどん列が伸びる。

今日の便は?
「もう出発済み。もうない。」

振替は?
「今日はもう便がない。明日も既に満席。
明後日の朝なら二人で5000円で振替可能。
別の行き先だと、新規購入が必要。」

他社便への振替は?
「やってない。それに、本来は当社都合による欠航でない限り、振替できないところを、特別に案内している。」

この交通状況だとほとんどの人は来れないよね?
「前泊してる人、タクシーで来てる人もいる。」

明日の便でキャンセル待ちはできないの?
「発着時間を短縮する(発着回数を増やす)ことで低コスト運行してる。キャンセル待ちの手続きをする時間は全くない。」

はい、わかりました。

LCCって、こんな感じなんだね。
緊急時の保険代が料金に入ってない感じか。
便数が少ないから、自社内での振替便確保はかなり先になる。

火曜は祝日だから、今日帰れないのであれば、明日帰っても明後日帰っても仕事への影響は同じ。

周辺のホテルは全然空いてない。
そもそも電車、タクシーがまともに動かない。
しゃあない。空港で夜を明かすか。

同じような境遇の人がたくさんいる。
空港のあらゆる店から飲食物が売り切れていく

僕らは比較的早く空港に着いてたから買えた
通路は、座ったり寝転んだりする人でいっぱい
コンセントがある場所は空いていない

マリコがベンチを見つけてくれる
隣は、定年近くの男性。
中国 広州に赴任してて、春節明けで戻るところだったそう。
向かいには、若い家族とその両親。海外旅行から帰ってきて、名古屋、札幌などそれぞれ帰る便が欠航になったそう。

広州のおじさんは、飲み物や食べ物を買いそびれたそう。
おにぎりや飲み物を渡すと喜ばれる。
おじさんからお菓子をもらう。

中国版のLineは、日本のLineの会社がやってるんだけど、LineとTwitterが一緒になってて、さらにナンパ機能があるそう。
周囲百メートルくらいに誰がいるか見れて、プロフィールを見て挨拶を送ったり出来るんだって。
中にはこんな風に水商売の連絡先があったりするから気をつけて。
今なら似たモノ作っても流行るかもよ。だって。
へぇ~

若い家族とその両親は、小さな子供がいるから、と、東京駅のホテルを見つけて、成田エクスプレスで向かうとのこと。
寝袋などを譲ってくれる

その2、3時間後、さっきの両親らしき人がいる
もしかして先程の、、、と声をかけると、成田エクスプレスが1時間に二駅しか進まず、子供が気分悪いと言い出したから戻ってきたとのこと。

寝袋やベンチを、その家族に譲る

若い奥さんが、寝袋、エアマット、水、ビスケットが配られていると教えてくれる。

広州のおじさんと一緒にもらいに行く

広州のおじさんは、少し多目にもらい、
途中で、海外の方に「これ使いなさい」みたいな目配せをしながら渡していく。
凄い笑顔が帰ってくる

広州のおじさん、素敵な人やな~。


コレ。めちゃくちゃありがたい。
震災の教訓からなんだろうな、この対応。


で、ココに至る。


凄い状況だけど、何か心地いい

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